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2021/07/08

工業用ゴム製品の材料となっている フッ素系ゴムの特性と用途

工業用ゴム製品に使用されているフッ素系ゴムの特徴について

多くの工業用ゴム製品は、その原材料ごとによって様々な特徴を持っています。
中には薬品に強いものもあり、あるいは熱に強いもの、衝撃に強いものなど様々でしょう。 その中でもフッ素系ゴムはどのような特徴を持っているのでしょうか。
基本的にフッ素系ゴムの特徴としては、薬品に強くて、また熱に強いという特徴があります。 基本的にゴム製品は弾力に優れているものの、薬品の影響を受けやすくて、また熱によって意外と簡単に溶けてしまうという弱点を持っています。
その点、フッ素系ゴムの場合は、こうした耐薬品性や耐熱性を兼ね備えることによって、より広い範囲での用途に耐えうる特性を持っているといってもいいでしょう。

工業用ゴム製品のうちフッ素系ゴムの用途について

それでは、こうした特性を持つフッ素系ゴムは、どのような商品に使用するのに向いているのでしょうか。
基本的に耐薬品性、耐熱性などに優れているわけですから、そうした用途の工業用ゴム製品に使用するのがよさそうです。
その中の具体例を挙げるとすれば、化学薬品を使用する部位のパッキンや、化学薬品が流れていくホースなどです。 これらは多くの化学薬品への耐性を持っているフッ素系ゴムだからこそ向いている部分ということができるでしょう。 逆に向いていない工業用ゴム製品にはどのようなものがあるのでしょうか。 それは、運動を行い、ダメージが蓄積されるような部分です。
こうした部分で使用すると、フッ素系ゴムの場合は簡単に崩れてしまい、最終的にはボロボロになってしまいます。 耐熱性などの面においては強靭な力を持っていたフッ素系ゴムも、物理的な衝撃には弱いということです。 工業用ゴム製品には多くの商品がありますが、それぞれの商品・原料には一長一短がありますので、その特性を理解し、有効に活用することが、何よりも効果的な使用の為に重要です。

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